◆上部式フィルターのゴミとり能力アップ◆

世紀末水槽の上部式フィルター(ニッソー製)は、スノコの1/3ぐらいまでしか水が流れません。ポンプがへこっているのかと思いましたが、これはこういう仕様だそうです(アクアライフ1999年4月号より)。この状態だとウールマットのうち水が落ちる部分だけ集中的に汚れが溜まってしまってました。それに、水が落ちてない部分の下にある濾材は水があたっていないため、なんだかもったいない感じでした。
 

そこでスノコの穴を減らしてなるべく全体から水が落ちるように試みました。材料は薄いプラスチックのフィルムであればよかったので書類とかを挟むファイルを使いました。とりあえずスノコにあわせて切って、端にはスノコに引っ掛けるために突起を付けました。そしてなるべく全体から水が落ちるようテストしながら穴を開けました。最終的に穴の数は大体2/3になりました。
 

スノコにはめた状態。端の突起は内側に折り込んであります。

 

穴あけに使用したパンチ。このパンチは端から離れたところに穴をあけられないので、フィルムの中心に稲妻状の切れ込みを入れて対処しました。
 

着用後はフィルムがかぶっているところまで水が流れるようになりました。
 

ウールマットが広い面積で汚れを受け止めてくれています。これで物理濾過能力はアップしました。あと、水がかかる濾材も増えたので生物濾過の能力もアップしていそうなのですが、これは測定する術が無いのでわかりません。