Prosopocoilus lateralis
ラテラリスノコギリクワガタ

フィリピン・バブヤン諸島・カラヤン島

F3
オークションで購入
通称ラテラリス・フランシスと呼ばれており、フィリピン北端の諸島群に生息しているらしい。以前から欲しかったのだが、ようやく入手できた。実物はマジでカッコイイです。鞘羽は黄色1色で、複数ある亜種の中で最も明るいカラーリング。ラテラリスは亜種間で大きな色彩変異があるのが面白い。Benoit & Bomansは亜種名をbayaniiとしている。 参考サイト
うちに来た時点で羽化後3ヶ月ほど経過しており、♂は後食を開始していましたので小プラケにて♀と同居させました。交尾は確認できませんでしたが、10日後♀のみ産卵用ケージへ移しました。
スラウェシ亜種のロルキーンではマットのみで全然OKでしたが、本亜種でも同様なのかちょっと心配です。今回は2♀いるので、材ありと材なしの2パターンでやることにしました。マットはフルイにかけたきのこマットと他クワの食いカスマットを混ぜたものを使いました。温度は大体26℃〜27℃で管理。

その後、片方の♀が脱走して行方不明に。2♀いなければいきなりブリード失敗になるところでした。
2ヵ月後割り出してみると、完全なるボーズでした。幸いなことに♂♀ともに元気なのでもう1回チャレンジすることにします。お願いだから産んでね。

2008.01.06追記
2回目となる産卵ケージはフルイにかけた他クワの食いカスマット + 拾った産卵木です。マットをケースの底3cmぐらい堅詰めし、産卵木を置いた後マットで完全に埋めました。そこに♂♀を投入。

産卵ケージに投入してから1ヶ月後に割り出してみました。そしたらまたしても♀が行方不明になってました。またしてもやっちまったよ…orz いや〜な感じではありましたが、なんとか卵1個、1齢幼虫8個体を回収できました。幼虫が出てきたときは本当にうれしかったです。これらはいずれも材から出てきました。数は少ないですが、なんとか次世代につなげそうです。
回収した卵および幼虫はカワラ菌糸カップにてまとめ飼いしています。温度は26℃前後です(羽化に至るまで)。

2008.05.03追記
その後まとめ飼いしていたカワラカップの白いところがほぼ無くなった時点で個別飼育に切り替えました。幼虫は5個体に減ってました。各幼虫はブナオガで増量したカワラカップ480ccに投入しました。

羽化第1号の♀。2齢でカワラカップに投入後92日目に羽化しました。ほぼ同条件でもう1個体♀が羽化。
2齢でカワラカップに投入し、1ヶ月後同サイズのカワラカップに入れ替えました。入れ替え後82日後に羽化。幼虫時けっこうな大きさだったのに羽化してみると35mmでした。菌糸の交換による「暴れ」ってやつなのでしょうか?
現在のところ残り2♂が蛹です。2ペアは取れそうな感じです。

2008.05.18追記
残りの♂が羽化しました。この個体は3齢でカワラカップに投入し、52日後にくわMAT追加&860ccに入れ替えました。入れ替え後67日後に羽化。大きさは44mm。大顎が力強い感じでカッコイイです。父親は45mmだったのでこの個体と1mmしか違わないのですが、父親と比較すると体の幅に物足りなさを感じてしまいます。
この個体は2齢でカワラカップに投入し、62日後にカワラの廃菌床追加&860ccに入れ替えました。入れ替え後33日後に蛹化、その後17日で羽化。大きさは35mmくらいです。

今回のブリードでは3♂2♀の成虫が得られました。最近のギリギリっぷりからすれば実に安心な個体数だなぁ。この次は50mm超えを狙います。もちろん短歯で。
2個体いる♀のうち、片方が後食しているのを確認しました。羽化後32日目です。

<続く>