水槽の脇役たち

 

◆レッドラムズホーン◆

うちではTL3cmくらいまでの稚ザリ飼育における残餌処理役として重宝している。増殖させるには、プラケにサンゴ砂少量と余った水草を入れ、他水槽の濾材をゆすいだ水(←ポイント!)を入れる。そして、あとは適宜魚の餌を投入すればどんどん増える。ただし、カイミジンコが発生すると卵が食べられてしまい、増えなくなるので注意が必要。

 

◆ヒラマキミズマイマイ◆

エビ水槽でいつの間にか発生した。殻の直径は3mmほどで、つかむとすぐつぶれてしまうぐらい殻が軟らかい。水槽の中の分解者として重要な役割を果たしてると思われるので、特に駆除はしていない。しかし、大量に発生すると水槽の見た目が気持ち悪くなってしまうので、そうなってしまったらほどほどの数になるよう調整している。

 

◆サカマキガイ◆

これもエビ水槽でいつの間にか発生した。殻の大きさは3〜4mmほどで表面にはキラキラした模様があってちょっときれい。ヒラマキミズマイマイ同様、大量発生しない限り放置している。

 

◆ヨシノボリの1種◆

ザリガニの餌として投入したが、今のところ食べられずに生き残っている。今では水槽に投入した餌に真っ先にかぶりつく始末。2006.08おそらく捕食されたっぽいです。やはり共存は無理か…

 

◆水生ヒルの1種◆

採集した苔に潜んで水槽に侵入した。そのため、採集物を水槽に導入する時は泥などはしっかり落とし、プラケなどでしばらくキープして様子を見るなどのケアが必要だと思われる。普段は底床に潜んでおり、底床中の有機物を食べていたと思われる。魚やエビに対して悪さはしなかったようだが、とにかくキモイのでひかりキャットでおびき寄せたのちピンセットでつまんで駆除した。意外と泳ぎが得意。

 

◆カワニナの1種◆

この巻貝は近くの小川で採集したもの。砂礫底の小川の底を網でさらうと採集できる。この貝はコケ取り能力が結構高く、特にガラス面に生えるコケに対して効果的である。30cm水槽では3匹、60cm水槽では10匹くらい入れておけば、ガラス面はいつもピカピカになる。他の容易に採集できる貝としてはヒメタニシなどのタニシ類があるが、うちの水槽内ではタニシ類よりもカワニナの方が長生きしてくれる。

 

 

◆ヌマエビの1種◆

おそらくミナミヌマエビ。雌は体が青に染まり、とても美しい。増水時に水に浸かった雑草をタモで漁ると大量に採れる。水槽の掃除係として使用でき、ある程度まとまった数を投入すればエサの残りなどを食べて勝手に増えていく。また、ギギ、ギバチに与えると好んで食べる。

 

◆水上葉についた虫◆

屋外で栽培しているネグロウォーターファン、ウォータースプライト、アメリカンスプライトベトナムといった水生シダ類の水上葉を食していた芋虫。どうやらキスジツマキリヨトウという蛾の幼虫で、普段はそこら辺に生えている陸生のシダを食しているらしい。シダ類なら何でもござれなのだろうか。
2006.08.22追記:成虫になりましたが、特別きれいなわけでもないです。ヨトウなのでこんなもんでしょう。