アマゾンソード
Echinodorus amazonicus







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熱帯魚を扱っているショップには必ずあるといってもいいほどポピュラーな水草。そのためか値段は安めであり、この株は100円で購入。

うちの環境ではなぜかあまり大型化せず葉の長さは7〜8cmにしかならない。底床肥料を使用していないためかもしれない。

2006.11.20追記
大きくするためには底床肥料は必須ではないようです。上の写真は施肥なし・底床の厚さ2cmという環境なのに次から次へと新しい葉を生やしてきています。葉の長さは約15cm。わりと多目の給餌をしているので、魚のフンが栄養源となっているのかも。

本種の水上化は比較的容易だと思われ、赤玉土に植えてひたひたの水で管理することで水上化できた。夏は日当たりのよい場所に置いて腰水状態で管理したところ、葉の数が増えてかなりボリュームが出た。

水上化した本種は、冬季は室内で管理することで越冬できた。下の写真は2年目の株。今年の夏、この株をベランダで栽培している時、気がつくとアマガエルの休憩場所になっていた。このカエルはしばらくの間この場所にとどまっていたが、1ヶ月ほどで姿を消した。( ^_^)/~~しかし、この直後謎の害虫によって、葉脈を残して丸坊主にされてしまった。もしかして、あのカエルが害虫を退治してくれていたのかも?

2006.09.22追記
本種の花を撮影できました。直径1cmほどのかわいらしい花です。明け方につぼみが開きはじめ、午前9:00に写真の状態になりました。花が綺麗な状態である時間は短く、その日の夜には花びらがシワシワになっていました。

タイワンガガブタ
Nymphoides hydrophylla

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円形の葉を展開するアサザの1種。独特なフォルムのため、レイアウトではアクセント的な使い方ができる。

本種は、写真左側ぐらいの大きさになると盛んに浮き葉を出すようになる。そして、ある程度株が大きくなってくると、葉の根元に突起ができた浮き葉を出すようになる。この葉をちぎって浮かべておくと突起部から葉と根を出すので、ある程度成長した時点で底砂に植えることで増殖できた。ただし、浮き葉を出し始めると長く伸びた茎(?)の部分が目障りな存在になる。

なお、本種の茎は原産地の台湾(客家料理:Hakka Cuisine)で食材として利用されているらしい。確かに茎のような部分はかなりきつく曲げても折れないほど弾力性があり、食感がよさそうな気がしないでもない。

本種はヤマトヌマエビと相性が悪く、葉を残らず食べられてしまったことがあった。また、写真右ぐらいの小さな株に十分に光を当ててやらなかったとき、そのまま成長せずに枯れてしまったことがあった。このことから、本種は光量不足に弱いっぽいです。

アヌビアス・ナナ
Anubias barteri var. NANA

サトイモ科に属する水草で、ものに活着させることができる。活着させるため流木にビニタイで縛り付けてみたところ2ヵ月ほどで根が食い込んで活着した。本種を活着させて高いところに配置することにより、レイアウトに立体感を出すことができる。何故かうちでは水槽内でも活発に花穂を出して開花している。開花期間は1ヶ月ほど。

 
タイ・ニムファ
Nymphaea rubra がベースの交配品種(だと思う)






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熱帯産スイレンの1種で、球根のような状態の物を入手した。とりあえず底床に置いたところ、数日のうちに葉を展開し始めた。展開してきた葉は綺麗な赤色で、赤系の水草が無いうちの水槽の中ではかなり目立つ存在となった。

上の写真の状態になってもまだ球根に余力がありそうだったので、上の株は球根から切り離して独立させ、球根を屋外栽培に廻した。もちろん、開花させるのが目的。現在、発泡スチロールの箱に入れ、直射日光をガンガン当てて栽培中。あの美しい花を見ることができるでしょうか?

2006.10.09追記
名古屋・栄の「ランの館」にあったニムファ・ルブラとうちで育てているタイ・ニムファの浮葉の形が全然違いました。「ランの館」にあったものは浮葉のふちにギザギザがあったのに対し、うちのには無く、若干色も違うように感じました。じゃータイ・ニムファって何だろうってことでネットで検索してみたら、必ずしもタイニムファ = ニムファ・ルブラではないようです(知らなかった!)。おそらくうちで育てているのは、ニムファ・ルブラに他のスイレンを掛け合わせてあるものっぽいです。では、どんな花が咲くのかが気になるところですが、開花の気配が全くありません。このままシーズンが終了してしまいそうです…。


2006.11.05追記
かなり冷え込むようになってきたので室内に回収しました。結局花は見られず。(T.T) 外に出すのが遅すぎたのかな? しかし、それなりに養分を蓄えていたらしく、子イモを3つ付けておりました。冬の間は水槽で楽しむことにして、また来春に開花を目指します。

 
クリプトコリネ・ウェンティー・グリーン かな?
Cryptocoryne wendtii var. Green




東南アジアに分布しているクリプトコリネ属の1種。購入した店には名前が示されておらず、店員に聞いたところ「おそらくウェンティー・グリーンでしょう」とのことだった。

「クリプトコリネは難しいらしい」ということで、水槽に導入する際、せめてもの安全策として前景と後景に分けて植えた。前景に植えた方は数日で葉が黄色くなってかなり矮小化してしまったが、現在ではなんとか持ち直して、じわじわ成長してくれている。底床中に伸びるランナーで増殖するので、ある日突然離れたところから子株が生えていたりする。

育ててみると鮮やかな葉の色が美しいことに気付かされた。しかも、低光量でも鮮やかに育ってくれるところがうれしい。

2008.01.19追記
エビ水槽解体に伴い水上化させることにしました。大磯砂入りの鉢に植え替えて16cmキューブプラケに沈め、ラップでふたをしました。あとは、エアレーションしつつ蒸発による水位低下にまかせました。その結果、約3ヶ月で完全に水上に現れ、その間に水上葉を展開してくれました。現在はラップを外し、腰水で管理しています。
多くの人を魅了しているという開花を見てみたいものです。