◆甲殻類の乾燥標本 その2◆
以前飼っていた3個体のコシオリエビを標本にしました。これらは展足した状態で、密閉容器内にてシリカゲルに埋め冷凍庫内で乾燥。殻を開く方法がわからなかったので内臓は抜けませんでのした。内臓を抜かないことによる黒変が心配されましたが、黒変したのは1個体だけでした(裏返しの個体)。裏返しにすることにより黒変部が上手く隠れたので結果オーライです。

全個体同じポーズで展足するのでは面白くないので、尾扇を出したバージョンと尾扇 + 第5胸脚を出したバージョンを作成しました。
生存時は各個体が違う色合いだったのですが、乾燥させたらみんな同じようなオレンジ色になっちゃいました。

それにしてもマッチョな左腕…。一体何に使うのでしょうか?
そして、先日立て続けにお亡くなりになったハマー♂標本が完成しました。頭胸部・腹部を空っぽにして、シリカゲルと共にタッパーに入れて冷凍庫で乾燥させました。今回は上のコシオリエビと違い、シリカゲルには埋めませんでした。こうすることにより変色を防げると思いましたが、結果は写真の通り大失敗。この方法にはけっこう自信あったのですがね…。見事にまっかっかになってしまいました。なかなか上手くいかないです。

<続く>