Prosopocoilus occipitalis
オキピタリスノコギリ
フィリピン・ミンダナオ島

オークションで購入

全身黄色のオモチャみたいなノコ。鞘羽の黒い縁取りなんか墨入れしたとしか思えません。フィリピン産は大きくなると言われてますが、一口にフィリピンといっても数多くの島があります。ミンダナオ島のはどうなんでしょうか?
本種もビプラギのように後食してるんだかしてないんだか良くわからない状態が長く続きました。でも寿命が迫ってるんではないかという恐怖があったので羽化後6ヶ月目でとりあえずペアリングさせました。ペアリングはミズゴケを敷いた小ケースです。1週間ほど同居させましたが、交尾は確認できませんでした。
その後産卵用ケージへ。ケースはいつもの100均ケースで、マットは1.6mmのフルイにかけたアンテマットです。ケースの底3cmくらい固詰めしてちょい堅めのコナラを1本マットで埋めました。これを26℃前後で管理。
♀投入から約1ヶ月後、♀がゼリーにハマって死んでいるのを確認。その後3週間ぐらいおいてから割り出しました。3週間おいたのは幼虫で回収したかったからです。割り出しの結果、1齢幼虫が合わせて6個体で、全て材から出てきました。うーんもうちょっと産んでると思ったんですが。産卵させるのが早かったのかなぁ?

回収した幼虫は発酵マットを詰めた860ccカップに投入しました。これを大体26〜28℃で管理。

2008.04.11追記
回収した幼虫はエサ換え無しで大体4ヶ月ほどで蛹化しました。雌雄はキレイに♂3&♀3に分かれました。実に良し。
最大の♂。体長35mmくらいで、これぐらいの大顎だと中歯型かな?すごく頭でっかちです。
残り2個体は30mmくらいの小歯型でした。頭が小さい。ぜひとも次のブリードでは大歯を拝みたいです。
ちなみに♀はこんな感じです。

この種は後食や交尾・産卵のタイミングがはっきりしないです。今のところ羽化後3ヶ月経過した♀はまだ後食してません。3ペアいるのでいろいろ試してみようかと思います。

<続く>