Prosopocoilus forceps forceps
フォルケプスノコギリ
インドネシア・スマトラ島・ベンクール
F1

 

前回羽化した2♂1♀で累代開始。♀が1個体なので気が抜けません。目標は前回よりも大きなオスを羽化させる事です。
♀は後食開始後、約1ヶ月半でエサ喰いが鈍くなったように感じました。おそらく十分に成熟したのだろうと考え、1週間ほど♂と同居させました。今回ペアリングに用いたのはフ節が欠けていない方の♂です。
その後♀を産卵用のケージへ。ケージは小プラケで、マットを底3cmほど硬詰めした上にレイシ材の破片を置きマットで完全に埋めました。マットは他クワの食いカス + くわMAT(1:1)です。これを大体26℃で管理。
2008.05.31追記
産卵用のケージに投入後1ヶ月で♀を取り出しました。まだ全然元気そうだったので、もう一回いけそうです。念のため追いがけさせることにしました。♂は迷ったあげく前回と同じ♂にしました。両前脚のフ節が無い方の♂は交尾できるのか不安だったので。

投入した次の日メイトガードしているのを確認。とりあえず1週間同居させました。
2回目の産卵用のケージは約3リットルの米びつ。そこに「KUROSHIO」のアンテマット(1.6mmのフルイがけ)を底3cm硬詰めしました。そして超軟・芯ありのコナラを置いてマットで完全に埋めました。これを大体26℃で管理。

→結局このセットではボーズでした。
その後1回目の産卵用ケージにコバエが侵入したため、ちょっと早いかと思いましたが割り出しを行いました。その結果、1齢幼虫が3個体得られました。うぅ…しょぼい。2回目の産卵セットはボーズだったので、今回のブリードで得られたのはこの3個体のみです。

幼虫はとりあえず1.6mmのフルイにかけたアンテマット入り60ccカップに投入しました。

2008.11.23追記
現在までに回収した3個体のうち2個体が羽化しています。この個体は1齢で60ccカップで投入後3日目に2齢に加齢していたので発酵マットを詰めた860ccカップに移しました。この時の温度は24〜28℃です。そのまま交換なしで110日目に羽化。体長は20mmくらいです。羽化後36日目に後食を確認しました。
この個体は1齢で60ccカップで投入後11日目に2齢に加齢していたので発酵マットを詰めた860ccカップに移しました。その後餌換えなしで153日目に羽化。体長は40mmくらいです。この個体は、温度を上の♀とほぼ同じ条件でスタートさせ、3齢の途中から20℃の環境へ移しました。しかし成虫の大きさには大して影響しなかったような。アゴはちょっと伸びたのかな?(希望的観測)

残りの幼虫1個体は♀で、まだ幼虫です。

2009.07.01追記
最終的に1♂2♀羽化しましたが、産卵させる前に♀が死亡。たぶん乾燥です。実に残念、、ですがその後ワイルドが多く販売されたので買っちゃいました。というわけで、代は途切れましたが続行です。

<続く>