最近のアレニー
2007.06〜
不定期更新です。

このころから水槽に枯葉を入れ始めました。依然使っていた鉢底ネットよりもつかまりやすいみたいで、特に一人歩き直後の小さな稚ザリにとっては良い足場になってるみたいです。チョコチョコ動く姿にはホント癒されます。右後ろに写っているのが母ザリです。
枯葉はエサにもなっており。TL2cmを超えた個体がかじりついているのをよく見かけます。それほど栄養が含まれていないはずなので空腹しのぎに過ぎないのかもしれません。これで少しでも共食いが減ってくれれば良いですが。
枯葉を食べた個体は大量のフンをします。ほとんど繊維質でしょうから大部分が消化吸収されずに出ているのでしょう。おかげで底床が汚れるのが早い…。
そして現在、別の♀が抱卵中。これは上の稚ザリたちとは別系統(注)です。無事に孵化してくれよ〜!

(注)うちにいる2ペアのアレニーは十中八九1腹の兄妹なので厳密な意味での別系統ではないです。あくまで別の父親・別の母親を持つという意味で、ということです。血が濃くならないように維持していきたいので、しっかり分けて管理していくつもりです。

2007.08.04追記
無事孵化しました。現在大きい個体でTL約4cmまで成長しています。
アレニーの稚ザリは脱皮前にかなり黒っぽくなります。この状態ではハサミの裏側のオレンジ色と黒い体色とのコントラストがとっても美しいです。仮にこの黒っぽい色が維持されるのならもうちょっと人気が出るかも知れませんねぇ。当然ながら脱皮すると茶色に戻ってしまいます。
2007.08.30追記
2個体いるアレニー♀のうち、片方の産卵後の脱皮が失敗し、両ハサミを失ってしまいました。写真はその時の脱皮殻です。ハサミが抜けず、自切したことが見て取れます。同居していた稚ザリの共食い緩和のために水槽内に水草などをぎっしり詰め込んでいたため、ハサミを抜くためのスペースが足りなかったっぽいです。
ま、両ハサミを失ったので稚ザリを捕食することは難しいだろうということで脱皮後もしばらく稚ザリと同居です。写真は脱皮後18日で、モヤシのような再生肢が生えてきてますね。
そしたら前回の脱皮から約3週間で脱皮しました。この速さにはビックリ。この脱皮はハサミを再生させるための脱皮といってもいいでしょう。それほどハサミは生存に重要だということですね。この時点で稚ザリと隔離しました。
現在の稚ザリ水槽の様子です。相変わらずエサ兼隠れ家として採集したコカナダモを大量に入れています。これだけぎっしり入れていても大体2週間でほとんど無くなります(そのため、最近は屋外で畜養というステップは省略)。普段照明をつけていないので枯れて減っている分もあると思いますが。なお、採集水草に伴う侵入生物は、今のところプラナリアとヤゴ(コオニヤンマ)です。両方とも姿が見えなくなったのでザリガニにより捕食されたのでしょう。あと、水草は全ての水槽に入れるのではなく、1つの水槽に入れて1日ぐらい様子を見た後、他の水槽に入れるようにしています。これは農薬の被害を想定してのことです。

枯葉の投入は供給が間に合わないのでやめました。現在ではたまに投入する程度です。
上の水槽では稚ザリを♀のみにしました。無用な交接と性比が極端に偏るのを防ぐのが主な目的です。♂はというとプラケorタッパーで単独飼いしてます。