うちでは、共食いを減らし、同時に稚ザリが早く成長してほしいため常に餌がある状態を保つようにしています。常に餌がある状態を保つには腐りにくく、バラケにくい餌を使う必要があります。そうでない餌を"常にある"状態にするとすぐに水が汚れてしまいます。これらの条件を満たす餌は、流木、ニンジン、淡水魚です。これらの餌に加えて、複数種の人工飼料を1回につきすぐに食べきる量だけ与えています。

流木はTL4cm以上の個体がかじっているのをよく見ます。特に流木の突起部は集中的にかじられています。流木は隠れ家にもなるので便利なアイテムです。なお、うちにある流木は全てダムや川で拾ってきたものを使用していますが、餌としては全然問題ないです。

ニンジンは腐りにくく、嗜好性が高く、そして水に沈むので便利な餌です。水温の低い時期なら投入後10日間くらいは余裕でもちます。ミステリー以外のザリガニに対しても嗜好性が高い餌です。与えるときは、皮を厚めにむいて太さ3mmぐらいの短冊状に切って使用します。また、植物質で耐久性がありそうな昆布を与えてみましたが、餌として認識されませんでした(※)。使えれば便利そうな餌だったのに残念です。

2007.10.20追記
※その後、昆布を食べることがわかりました。しかも、だしガラで十分です(笑)
3つ目の餌の淡水魚は、特に淡水魚にこだわっているわけではなくうちにいる肉食魚たちの餌として淡水魚を捕まえてくるのでそれを流用しているだけです。主にカワムツやモツゴ、タナゴ類、ヨシノボリ類を、頭を叩いて動けなくしてから与えてます。生きたままのストックが面倒なときは冷凍しておいて与えてます。与える淡水魚のサイズは大きくても稚ザリより一回り大きいぐらいがよいと思います。あまりにも大きめの魚を与えると身が硬いのかなかなか消費されません。あと、アブラハヤはぬめっとした感触が嫌いなのか、人気がありません。それでも放っておくと無くなりますが。

適宜与える人工飼料は沈降性のものなら何でもよいと思います。 飽きがこないように数種類ローテーションで与えればよいと思います。