最近のアメザリ
2010.01〜
不定期更新です。

久しぶりのニューフェイス、オレンジザリガニです。これからしばらくはこいつらをチマチマとイジっていくことにします。

飼育していて、まず思ったのは胃石がとても見えやすいことです。白ザリよりもよく見えます。眼の後ろの白丸が胃石で、それほど大きくなく成長途中の胃石だと思われます。大きさまで把握できるおかげで脱皮の時期が見極めやすかったです。
これが胃石(Gastrolith)です。Gastrolithの語源は、ギリシャ語の gastro(胃)+ lith(石)だそうです(Wikipediaより。そのまんまですね)。カルシウム分を多く含み、昔は薬品として珍重されていたらしいです。私にとっては、「胃石が落ちている」 = 「脱皮時に共食い→胃石が残される」なので水槽内に胃石が落ちているのを見つけるとガッカリします。
これは脱皮直後です。胃石は脱皮時に最大になるそうです。

上から見ると左右二つ並んでいるのが確認できました。

これは脱皮から90分後。胃石が見えないです。
上から見ても見えないです。多分剥がれ落ちたのでしょう。胃石は脱皮後胃の内壁から剥がれ落ちて消化・吸収され、吸収されたカルシウム成分が殻を硬くするらしいです。カルシウム分が少ない淡水環境に適応した結果、このような仕組みが進化したらしいです。よくできてますね。
胃石が形成されている状態で餌を食べていることもありますが、摂取した食物と一緒に胃石は消化されないのでしょうか。不思議です。

なお、この♀は成長するにしたがって色の薄さが目立ってきました。
他♀と比較すると違いは明白です。これはサクラとかピンクといわれているやつでしょうか。楽しみが増えました。ただ惜しいのはこの個体は♀ということです。♂であれば同時にいろいろ試せたのですが。残念です。

<続く>