〜サワガニ(Geothelphusa dehaani )〜

昨年秋に山里の渓流でサワガニを探索しました。2時間探してようやく1ペアゲットです。♀に比べて♂が小さめなので♂には早く成長してほしいところです。

カニの類は脱走がうまいので、絶対脱走されないようにセパレータで区切ったプラケに入れ、ナマズ水槽に沈めて飼育開始。そしたらセパレータからはみ出た♂の脚を♀がもぎ取る事件が発生。速攻でセパレータのスリットに穴あきプラ版を装着しました。その後、もがれた脚は脱皮で復活しました(左側後ろの2本)。

一方、こちらは脱皮前日の♀です。若干甲羅が浮いてます。そして第3胸脚には再生芽が生えてます。ザリガニと違って折れた状態なんですね。

無事脱皮して脚も再生しました。再生した脚がデカイ!この脱皮で若干縮まっていた体格差が再びひらいてしまいました。

でも代わりの♂はいないので、越冬明けにペアリングを敢行!即座に♀の脚をつかむチビ♂!写真奥の♀は踏ん張って抵抗?しています。

徐々に♀を押さえ込みます。がんばれチビ♂!…ですが最終的には♂が根負けし、交接には至らずでした。大きな♂じゃないとだめなのでしょうか?

現在は36cm水槽でペア飼いしてます。もちろん、脱走対策は万全です。繁殖に関しては完全にカニまかせといったところです。

2010.01.30追記
その後、2009年初夏に♂が死亡しました。残った♀はしばらく単独飼育していましたが、この水槽に脱皮直後のザリガニを一時的に非難させたらそのザリガニに食べられてしまいました。どちらかといえばザリガニのほうが危ないと思っていたのですが…。

<終了>

水槽データ

水槽 仕切りつきプラケ → 36cm水槽
ろ過 エアストン + ブロワ
照明 無し
底砂 焼き赤玉(中目)
水温室温任せ
水草 アナカリス・モス
エサ 各種人工飼料、水草、枯葉など
換水週1回全水量の1/3くらい